「絆」

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   「絆」 (答礼人形「長崎瓊子」イメージソング)

作詞 つだけいこ

作曲 園田 鉄美                聞いてみる

1 思いがけないところで  思いがけずに

   巡り合えた嬉しさに  愛しさ込めて  抱きしめました

   あなたは瓊子 平和の使者

   黒い瞳に 秘められた時の流れを

   語り継いでいきましょう  今あなたと

2 はぐれがちな歴史が つむいだ末に

   巡り合えたときめきで 固い絆を 確かめました

   あなたは瓊子 いのちの歌

   紅の唇 微笑みも時の涙を

   愛で包んでいきましょう  今あなたと

   あなたは瓊子 平和の使者

   黒い瞳に 秘められた時の流れを

   語り継いでいきましょう  今あなたと

 昭和の初め、米国内で日本移民に対する排斥運動が激しくなっていた頃、日本で宣教師を務めたことのあるアメリカのギューリック博士の提案によって、親善のために米国から日本の子供たちにと1万数千体(長崎県には214体)の人形が贈られ、日本各地の学校を巡回した。そしてその答礼にとアメリカに日本から58体の日本人形(長崎県から送られたものが「ミス長崎(長崎瓊子)」)が贈られた。しかし、その後日米はあの忌まわしい戦争へ・・・。日本に贈られた人形は敵国のものとして大半が処分された。そして長い時を経て、一昨年(73年ぶり)に長崎から送られた長崎瓊子(たまこ)の人形が米国ニューヨーク州ロチェスター市科学博物館に保存されていることが判明(米国に贈られた人形の大半は今なお大切に保存)したのである。長崎では今年2月にこの答礼人形の里帰り巡回展示が行われる。(詳細は、長崎新聞の当該ページへ)

 この歌は、実行委員会から依頼を受けて、創ったものである。なお、作詞のつだけいこさんは、ファンタジーアートNAGASAKIの代表をされている作詞家、演出家(劇団TABIHAKU主宰)である。なお、この歌は、今年の2月22日(土)午後2時から長崎原爆資料館ホールで開かれる里帰り巡回展示(2月26日から県内巡回)前夜祭の中で、もう一曲の「虹の架け橋」とともに発表される。